第4話「STEP2 ファッションカラー」

どうも、連尺野です。

 

前回は、ヘアマニキュアについてお話してまいりました。

 

前回以降の内容をまだご覧頂けていない方は下のリンクからご覧下さい。

 

【特集】白髪染めはやめろ!

第1話はこちらから

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今回は「STEP 2 ファッションカラー」についてお話させて頂きます。

 

STEP2 ファッションカラー

 

「ファッションカラーと白髪染めって何が違うの?」という質問が現場でも多く寄せられます。

答えから言うと、大きく2つあります。

 

・塗り方が違う(毛穴の中まで染めるか、毛髪だけを染めるか。)

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(上がファッションカラー、下が白髪染めの塗布方法)

 

・白髪染めで使用するカラーの色は多くの場合がブラウンベースである。

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と、いう事になります。

勿論、ほかにも細かく違いはあるのですが、ここではこの2つの違いに着目して頂きたいと思います。

 

今回はファッションカラーを使って白髪を目立たなくさせるのかというテーマでお話していきます。

 

先ず初めに、ファッションカラーで白髪は染まるのか?という点についてですが、厳密に言えば染まります。

 

しかし、元々が黒髪だった部分と全く同じ色に染まるのかというと、かなり暗めの色をチョイスしない限り、白髪も黒髪も同じ様には染まりません。

 

地毛と同じ色をチョイスすれば、白髪もほぼほぼ同じ色には染まってくれるのですが、ファッションカラーにおいて、通常は地毛より明るめな色をチョイスする事が多いので、ここでは地毛より明るめの色をチョイスするといった設定でお話していきます。

 

 

ファッションカラーのメリットとリスク

 

ファッションカラーのメリットは、「毛髪を好きな色に染める事ができる。」これに尽きるかと思います。

それでリスクはと言うと・・・

1 髪が傷む

2 褪色(色が抜けて明るくなること)が進行する

3 皮膚がかぶれる場合がある

など、ほかにも幾つかありますが、この辺りが一番大きなリスクとなるでしょう。

 

ただ、ファッションカラーは塗布の仕方の特性上、頭皮への刺激は白髪染めに比べてかなり抑える事ができます

 

通常、ファッションカラーでは毛穴の中の毛髪まで薬を塗布するというシーンはあまりないからです。

(デザインによっては毛穴の中にも薬を塗布する事もありますが、それはブリーチ後に色を載せる時など、稀なケースでの場合です)

 

まだ、白髪がそこまで多くないお客様にはこのファッションカラーを使って、地毛を少し明るくして白髪を目立たない様にする事を現場ではお勧めしています。

 

本来、日本人の髪の色の明るさを数字で表した場合、平均で5〜6レベルくらいとなります。

白髪を20レベルと仮定したとしましょう。

 

その場合、レベル差は14レベル〜15レベル程になります。

このレベル差をできる限り縮める事によって、白髪を目立ちにくくさせる事がファッションカラーで染める目的です。

 

ファッションカラーはマニキュアと違って、髪の内部まで薬剤が浸透するので、自毛の明るさを自由に変える事ができます

したがって、白髪隠しを目的と考えた場合、マニキュアとファッションカラーとでこの様な違いがあると認識しておけば、今の自分にはどちらの薬剤を使用すべきなのかがわかります

↓  ↓  ↓

◯ ヘアマニキュア使用の場合・・・地毛に白髪の色を近づけて白髪を隠す

◯ ファッションカラー使用の場合・・・白髪と黒髪のお互いの色を近づけて白髪を隠す

 

ファッションカラーでは、地毛にあるメラニン色素を潰す力を持っている事によって、地毛の色を明るく見せる事ができます

そして、ファッションカラーはその後から色素も入っていく性質があるので、白髪にも薄っすらながら色は入ってくれます。

 

この様に、地毛の黒髪と白髪の色のレベル差(明るさの差)を縮めて白髪をカバーするというのがファッションカラーでのアプローチとなります。

 

白髪を目立ちにくくする色は?

 

ファッションカラーには色々な色が用意されています。

サロンでは通常100〜200色くらいのカラー剤が用意されています。

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美容師はこのカラー剤の色選定時に、まずは大きく2つの軸で考えていきます。

明度(レベル)・・・髪の明るさを作っているブラウン色素の配合量で決まります。

彩度(トーン)・・・色の種類とその濃さを表します。テレビの調整ツマミで例えたら「ピクチャー」にあたります。

 

どのくらいの明るさで、どの色味を使うかで実際に出てくる色が決まるといった流れです。

 

そして、トーンには色々な種類があります。

例えば、アッシュ系やピンク系、ローズ系、ブラウン系などといった様に色の違いがあります。

そして、更にその濃さにもバリエーションが用意されています。

トーンは通常、数字が上がる毎に色が薄くなる場合が多いです。

 

例えば、「A-8」という薬剤の名前があったとします。

これは、 Ash(アッシュ)で黒髪を8レベルの明るさに染まる薬剤ですよという意味ですね。

 

この様に、ヘアーカラーは明るさと色の種類の2つの要素で作られています。

 

その中で、白髪が染まりやすい薬剤は?と言いますと・・・

ブラウンベースのトーンが最も白髪を染めやすい色であるという事は、この美容業界ではスタンダードなセオリーとされています。

明度は5〜7レベルが染まりやすいです。

明度の数字が大きくなればなるほど、「ブラウン」の色味の配合量が少なくなり、白髪に入る色が薄くなります。

しかし、ブラウンの色味が少ない薬剤ほど、黒髪を明るくさせる力はパワフルになりますので、黒髪の色を白髪に近づけるという考えの上で行えば、これも白髪をカバーする手法として考えることもできます。

 

まとめ

ファッションカラーで白髪をカバーするには考え方として2つあります。

 

Type A 

低い明度(5〜7レベル)のブラウン系カラーを使用して、黒髪は地毛の少し明るめの6レベルで、白髪には8レベルに染め上げ、そのトーンの差を2レベルに持っていく。

※例えばこんな感じです。

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Type B 

明るい明るい明度(10〜13レベル)のアッシュ系の色をチョイスして、黒髪はハイトーン(10〜13レベル)、白髪は薄っすらとしたベージュ(17レベル〜19レベル)に染め上げ、西洋人風のハイトーンカラーに持っていく。

※例えばこんな感じです。

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この様に、白髪も出方によってはファッションカラーで十分に白髪を楽しめる概念が存在します

 

勿論、人によって好みやライフスタイルが異なると思います。

例えば、

・明るい髪を楽しみたいけど職場や子供の学校で浮いてしまうし・・・とか

・白髪が誰にも分からない位に白髪はキッチリと染まっていて欲しい・・・

など、人によってのセオリーはみんな異なります。

 

また、必ずしもマニキュアやファッションカラーのいずれかでしかチョイスできないというのも、デザインの幅が狭くなり過ぎてしまいます。

 

ですので、このブログを読んで下さっている皆様には、白髪染めの方法を色々な角度から考える事ができるようになって頂いた上で、その知識を元にそれらを自分でしっかりチョイスして頂ける様になって頂きたいと思っています。

 

こんな事を言うと、「そんなのはプロがやるべき事なのではないのか?」と思われるかもしれません。

その通りなんです。皆様がお考えの通り、これらは当然プロがやるべき事なのです。

 

しかし現実を見渡していますと、悲しい現実をよく目にしてしまいます。

僕ら美容師は、道を歩いている人や電車で前に座った人でも髪を見れば、その人がこれまでどんな施術を受けておられるのかが一瞬でハッキリと分かってしまいます。

 

本当に今のその人に合ったメニューのチョイスがなされているといったケースが、あまりにも少なすぎる事に落胆してしまっています。

 

中には素晴らしい知識やセンスでもって、そのお客様の気持ちをしっかり悟り、またその上で必要なメニューを提案なさっておられる美容師さんも沢山おられますが、街行く人達を見る限りではそんなプロ意識の高い美容師に担当してもらえている人は本当に少ない様に思うのです。

 

だからこそ、僕の無名ブログでそんなにアクセスも集まらないブログででも、しっかり真実を伝え続けていく事で、いつかは沢山の方々に情報を配信できる様になり、このブログに出会って下さった方々だけでも正しい知識を持って、美容師に堂々とオーダーができる様になって頂きたいと思っております。

 

結果、美容業界自体ももっと発展せざるを得なくなっていき、もっと沢山の美容師が一人一人命を懸けてその業に携わってもらえる様になると信じています。

 

今日も最後までお読み頂きまして、本当にありがとうございます。

 

次回は、「STEP3 ハイライトカラー」についてお話させて頂きたいと思います。

感謝。

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